fc2ブログ



ひんやりが戻ってきました。
この時季は一番着るものに困りますね。


この綱引きのような
移り変わるまでの季節。
本当にたくさんの方から
体調不良のお声があります。


ストレスと云ってしまうと、
ひと言で片付けられてしまいますが、
その強弱も、内容も、人それぞれです。
同じような内容でも、
立場や経験、そしてその人の信念や背景でも変わってきます。



少し前、声が出なくなったという
10代のお嬢さんが、
お母様を通じてご相談に来られました。
朝起きたら、声が出なくなっていた、と。


夢子ちゃん(仮名)


お母様は風邪かと思ったけど、
ほかに症状はなく、
病院に行こうと思うけど
本人が嫌がっていて。。とのこと。


この春、高校に入学したばかり、
学校はとても楽しいそうです。


ご家庭も、ご両親の中は良く、
特に不満はないのだとか。


筋反射だと、厳しいご両親のようですが、
素直なお嬢様は、愛あればこそと受け止め、
ご両親の導かれるままに育ったようでした。


完璧主義、
人を傷つけてはいけない、
自分に何かできることが自分の価値、
自信がない、
などなど、たくさんの情報が上がってきました。


前世も、
もちろんインナーチャイルドも。


高校生ということもあり、
お母様がご一緒でしたが、
2人だけでお話しさせてもらいました。


声が出ないといっても
かすれ声がときどき出ます。


学校は楽しい?
嬉しそうに頷く夢子ちゃん。

部活はまだこれからで、
いろいろ考えて楽しみだそうです。


悩み事は特にないそうです。


恋バナも、教えてくれました。
そうして、2人で話が脱線しながら、
2時間、お喋りして(筆談を交えつつ)
受験の時のことを聞くうちに、
少しずつ様子が変わってきました。


入学した学校は、第三希望だったこと
第一志望には絶対に受かる自信があったこと。


そして何より、
小学校のころから憧れて、どうしても行きたかった、と。
ご両親も全面的に応援してくれて、
感謝でいっぱい。
それなのに。。


彼女の目に涙が。


私も胸がぎゅっとなりました。
夢子ちゃんの思いが、一気に流れ込んできたから。


私は「いいんじゃない?」と声をかけました。
もう、泣いてもいいんじゃない?
我慢しなくていいんじゃない?
ご両親を心配させないようにとか、考えなくていいんだよ。
偉そうに言うけど、MIKAさんも親だから許してね。
親なんてさ、子どもの心配するのが嬉しいんだよ。
だから心配かけないようになんて、思わないで。


涙をこらえるように、静かに泣いていた夢子ちゃん。


悔しかったね、報われない思いでいっぱいだったでしょう?
その気持ち、夢子ちゃんが認めてあげないと、
誰が可哀想なの?お母さん?お父さん?
違うよね、頑張った夢子ちゃんだよね。
悔しいよねってちゃんと認めてあげて。


すると、堰を切ったように泣きだしました。
わんわん、わんわん、
声をあげて。


ご両親を悲しませたくないから、
私は大丈夫!と振る舞っていたのでした。
周りに、私はこの学校が好き!ということで
全然大丈夫だもんね~というアピールをしていたのです。

本当は悔しくて悔しくて、
張り裂けそうな思いがありました。



泣くというのは、
浄化だなと思います。



浄化も無しに、
新しいことがなだれ込んできたら、
それは混濁でしかないのですよね。


悔しさも自分の一部と認めてから、
ありのままの自分を出せるようになります。



聡明で素直な夢子ちゃん。
声はちゃんと出るようになりました。



お母様もそこで合流していただき、
お2人でまた号泣でした。


きっと、
私も娘にこんな思いをさせることが
あったのではないかな、と
ちょっぴり切ない
思いにもなってみたり。


さあ!
春は、始まったばかり。

佳きみちが、つづいていますね。
きっと。ね。





sakura87_L.jpg

桜の後にも、
美しい花たちが
出番を待つ、春です。






2022_04_16


03  « 2022_04 »  05

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

プロフィール

MIKA

Author:MIKA
女は強く美しくがモットー
   
心に響いた美しいもの優しいものや、大好きなお月さまのこと
ヒーリングやリーディングのこと

ちょっぴり可笑しい日日のつれづれとともに


HPはこちら
月のうら

最新コメント

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR




page
top