一陽来復
category: つれづれ
冬至ですね。
今日は一年でもっとも昼の時間が短く、
夜が長くなります。
また今日からは少しずつ昼の時間が長くなり、
春に向けて動きはじめます。
そして
かぼちゃを食べて、柚子湯に入る。
日本人ならではの風習があります。
冬至には「ん」のつくものを食べると
「運」が呼びこめるといわれ、
特に「ん」が重なる食べ物は
「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれ、
縁起が良いとされています。
「かぼちゃ(南瓜:なんきん)」
「人参(にんじん)」
「蓮根(れんこん)」
「銀杏(ぎんなん)」
「金柑(きんかん)」
「寒天(かんてん)」
「うんどん(うどん)」
また、冬至を境に日が長くなることから、
古来より「太陽の力が再生する日」と考えられてきました。
かぼちゃの中身や、ゆずの鮮やかな色は、
太陽を思わせる色なんですね。
冬至にかぼちゃを食し、
ゆず湯につかるのは、
どちらも陽の力を補うという意味合いがあるそうです。
冬至は「太陽の偉大なエネルギーが復活する日」であり、
全国各地で「冬至祭」が行なわれる日でもあります。
太陽を神と見なし、
あらゆる生命が
太陽の陽(ひ)の力によるものとした昔、
冬至の今日、その力が最も弱まる日と考えられました。
そのため、「鎮魂(たましずめ)」「魂振(たまふ)り」の呪術を行い、
陽の力を高める儀式を行いました。
そして
陽の気が回復する「始まりの日」である冬至は、
「一陽来復」(いちようらいふく)ともいわれます。
無病息災を希って
かぼちゃを家族でいただき、
ゆず湯に入って、
おだやかにあたらしい年を迎えられますように。
一陽来復。
ここからすべての方々の運が
上向きに、かがやきますように。
今日、神社に行けなかった方は
どうぞ寝る前にイメージで
一年の感謝をしてから眠りましょう。
いつもありがとうございます。
MIKA
2020_12_21