江戸の浪漫と令和の試験
category: つれづれ
秋を感じる、空、風、気配となりました。


草むらからは、
コオロギの声が聴こえ、
日ごとに増していきます。
現在では、虫や虫かごはすっかり
子どもたちの領域ですが、
江戸時代、繊細で美しい「虫籠」を
もつことは、大人の女性の、
お洒落アイテムだったそうなんです。
虫の音色を楽しむ
「虫開き」は大人のたしなみであったそう。
なにごとも、「初物」を好む
江戸っ子らしい話ですが、
虫の音も、その始まりを楽しみました。
お盆の15日を過ぎれば、虫売りたちが
早々に野に放つのですが、
お盆に間に合わせるために、
人工的に孵化までさせていたのですって。
それぞれの虫の名所があり、
人々は今日は松虫、今日は鈴虫と、
わざわざ渡り歩いたのだとか。
なんとも風情がありますねえ。
浮世絵にもたくさん残されています。
さて、きょうは試験がありました。
日本ホリスティック医学協会の
インストラクターになるための試験です。
筆記試験と、模擬授業。
皆さん緊張されていましたけれど
素敵な方ばかりで、
こういう場では
やはり人との出会いが嬉しいものです。
私も、ちょっぴり緊張しました。
ホリスティックな考え方を
一般の人にも広く知ってほしいという
協会の思いを、
インストラクターが担ってゆきます。
試験の結果は、後日、郵送で知らされます。
さて、どうなることか。

伊東深水の -虫かご-
なんとも色気がありますねえ。
昔の女性は
うつくしいです。
かなわない、なあ。